僕が大学に入学してから、留年の危機に瀕するまで

ナオキイシイです。

実は僕、来年の春からはIT企業で働くことが内定しているのですが、恥ずかしながら卒業に必要な大学の単位がとても残っております。

 

現在、僕が卒業まで必要な単位数は28単位

これ、「1年で」ではなく「半年で」です。僕の大学の1年は、前期と後期に別れており、後期で28単位を取得しなければ、卒業することができません。

この記事では、なぜこのような事態に陥ってしまったのかを綴っていきます。大学生の方・これから大学に通う方は僕を反面教師としてください。

 

3年生までは順調に大学の単位を取得

いまとなっては大学卒業に苦労している僕ですが、実のところ3年生までは全く焦っていませんでした。

というのも、自分の計画した思いのままに進んでいたからです。

 

僕の在籍している学部では、卒業までに132単位が必要。

4年間で132単位なので、1年あたり33単位とれれば卒業できる計算となりますね。

「年間33単位」を目標に大学に通っていたわけですが、3年間は特にやらかしたりすることもなく着々と単位を取得していきました。

 

そんなこともあり、3年終了時の残り単位数は32単位。

「このまま普段通りに通えば余裕で卒業できるな」なんて思っていたのです。

年間33単位って、大変ではありません。大学もバイトも遊びも人並みに、普通の大学生活を送っていました。

 

 

大学4年生になるタイミングで一人暮らしを開始

4年次(正確には3年の冬休み)から、一人暮らしを始めました。

(実際には彼女がいたため、半同棲のようになっていましたけども大学生活とは直接関係がないので割愛します)

 

一人暮らしを始めた理由は2つ。

1つめは、社会人になる前に「生活費を親に頼らない」という暮らしを経験しておいた方がいいと思ったこと。

実際には、「携帯代」を払ってもらっていたので「完全に自立」ではないのですが、光熱費を払ったり、家賃を払ったり、食費を限られた収入の中でやりくりしたり。自分の身の回りのことを親の援助なくこなすことはいい経験になると考えました。

 

2つめは、通学時間が削減されるから。

実家から2時間弱かけて大学まで通っていたので、大学の近くに引っ越せば今まで以上に大学に通うのが楽になると思ったのです。

 

でも、大学の単位取得への影響を考慮すると、この選択は大きな間違いでした。

 

実家からの金銭的な支援は一切受けていなかったので、生きるためにバイトをしまくりました。それこそ、大学そっちのけです。

その時期、就活も重なったことで止むを得ず大学を休む日もありました。

使い古された言葉ですが、親のありがたみを感じました。

 

結果、4年の前期で取得できた単位はたったの4単位。

いままで積み上げてきたものが一気に崩れていくような気がしました。

ブログではおちゃらけてネタのように話していましたが、実際はそんな軽いもんじゃないです。(当時はブログ始めたばっかでキャラ作っていました)

 

確かに、親から家賃や光熱費は受けとらずに生活することはできたのですが、バイトと就活におわれ本業の大学がおろそかになってしまいました。全ては自分の見通しの甘さがまねいたことで、まさに本末転倒。

ちなみにIT企業から内定をもらったのもこの頃です。その頃はまさか4単位しか取れないとは思っていなかったので、「残り1年で30単位くらいです〜」と楽観的に受け答えしていました。

 

彼女の妊娠が判明&実家暮らしに戻る

「今年中に卒業できないかもしれない」「留年してしまうかもしれない」という不安な気持ちであふれ、真っ先に浮かんだのは両親の顔でした。

僕、今までに2回学校辞めているんです。私立一貫校の中学時代に不登校になり、高校は地元の公立高校にいきました。「やり直そう」と思った矢先、またも不登校に。その頃は、「中卒で働く」なんてこと言ってましたが、両親の「最低限高校だけは卒業しよう」という意向で通信制高校へ。

つまり何が言いたいかっていうと、今までめちゃめちゃ親不孝してきたわけですよ。こんなとこで書くと綺麗事のように聞こえてクサイことわかってるのですが、僕のわがままを受け入れてくれた親には本当に感謝しています。

そういった背景があり、卒業が危うくなったことがわかった時は、また迷惑かけてしまうのではないかと本能的に感じました。

 

「もう一人暮らしはやめ、バイトも減らし大学に本気で注力しよう」と思ったのです。

 

でもそんな矢先、彼女の妊娠が判明しました。

この瞬間は未だに忘れられません。本当に。僕が死んだ時、自分の人生を振り返った時に真っ先にこの瞬間が浮かぶでしょう。

その場で子供を育て、目の前の女性と結婚し、これからの人生を共にすることをしました。

当時のことは「大学生で彼女の妊娠が発覚。僕は父になる決意をした。」をどうぞ。

 

大学の単位取得状況、彼女の妊娠という2つを考え、1年弱の一人暮らしに終止符を打つことを決意し、大学とバイトの両立を目指すことにしました。

 

現在、大学の卒業に向けて頑張っています

残り単位は28単位。

これ、他の大学(学部)だったら履修さえもできないレベルかもしれません。システム的に、「1年でとれる最大単位数」が決まっているので、それに引っかかる場合があります。

僕の学部の場合は、もともと卒業に必要な単位が「132」と比較的多めなので、1年間に履修できる数が多く、なんとか大丈夫でした。

 

全て自分で招いたことなのですが、正直卒業できるのかは不安です。

でも、不安とか言ってる場合じゃない。やるしかないんですよ。やるだけのことはやります。

(少しだけ具体的なことをいうと、出席しているだけではどうにもならないプログラミングの授業がいっぱいあるのがこわい。Java, Javascript, Perl, HTML, C++を同時に学んでいます。)

 

途中経過として現状を話しておくと、レポート系の講義は完璧です。課題提出はすぐに出すことを心がけています。

試験一発の授業もあるので、それをしっかり対策すれば希望が見えてくるのではないでしょうか。

 

それに加え、妊婦である妻の分もしっかり稼がないといけないので、大学が夕方で終わる日と週末(土日)にアルバイトをして月に10万円ほど稼いでいます。

 

大学を留年しそう?世の大学生たちに伝えたいこと

最後に、僕の今回の経験から学んだことをシェアしておきます。

僕みたいな大学生にならないでね。

 

1、2年のうちにできるだけ単位を取っておいたほうがいい

卒業までに必要な単位数を4で割って、1年あたり何単位とれればいいのかを明確にするのはいいのですが、できるのであれは最初の2年間でできる限り単位を取っておいたほうがいいです。

本当に、人生は何が起こるかわかりません。例えが不謹慎で申し訳ないのですが、大きな怪我や病気で、大学に今までのような頻度通えなくなるかもしれない。「3年間で卒業する」くらいの意識を持っておいたほうが、もし何かあった時の保険となります。

 

一人暮らしは親の支援がある時のみ

親から生活費や家賃を補助してもらっている場合は、一人暮らしはとてもいいと思います。多くのことを学べました。

でも、家賃も生活費も全て自分でバイトして稼ぐのは本当に難しい。

生きてはいけますが、学業がおろそかになり大学に支障をきたします。