本記事はこんな人に向けて書いています。
はじめまして。ナオキイシイです。
僕は大学4年の夏に彼女の妊娠が判明し、学生結婚をしました。
当時のことについては『大学生で彼女が妊娠。「出産」という道を選び、父になる決意をした。』をご覧ください。
現在は一児の父の会社員として家族を養うことができていますが、当時彼女に「妊娠しているかも」と言われたときにはとても不安でした。
そんな経験を踏まえ、僕がいかにして妊娠の不安を乗り切ることができたのかについて書いていければと思います。
現在不安に感じている人が、本記事を読んで少しでも前向きな気持ちになってくれたら嬉しいです。
目次
彼女の妊娠が判明するまで、3つの不安がありました
彼女の妊娠が判明し、僕たちが出産という道を選ぶまでには大きく3つの不安に直面しました。
それぞれ説明します。
①彼女の妊娠がなかなか来ない‥。お互いに不安に感じだす。
②妊娠検査薬が怖くて使えなかった
③彼女が妊娠しているとわかり、とてつもない不安がやってきました
①彼女の妊娠がなかなか来ない‥。お互いに不安に感じだす。
まず初めは「もしかしたら妊娠しているかも‥」という不安です。
彼女から初めて「なかなか生理がこない」と聞いたときは正直、とても驚きました。
いままで経験したことのないほどソワソワした感覚が体を包んだのを覚えています。
それから1日1日がとても長く感じて、毎日のように彼女に「体調はどう?」と聞いていました。
お互いに言葉には出さないけれど、「もしかしたら妊娠しているのかも‥」という気持ちをもっている。
こんな状況に何か引っかかりを感じているけども、うまく気持ちを表現できない日々が流れていきました。
日が経つにつれ、見るからに不安がっている彼女をみても僕にはやってあげられることが何もありませんでした。
「大丈夫だよ!妊娠してないよ!」と声をかけるのもなんだか違う感じがするし、かといって「妊娠してたらどうする?」と不確定な未来について話し合い不安をあおるのも違和感がある。
そんな、微妙な空気感でした。
②妊娠検査薬が怖くて使えなかった
2つ目の不安は、妊娠検査薬を使用することに対してです。
普段ならとっくに生理がきている時期になり、さすがに異変だと感じたので妊娠検査薬を使うことにしました。
でも、実際にはそんな簡単には検査をすることができませんでした。
「妊娠していたらどうしよう‥」という不安は、妊娠しているかどうかが不透明だから。
そういった理由で妊娠検査薬を使うことにしたのでだけれども、妊娠検査薬を使うこと自体に怖さを感じていました。
もしかしたら妊娠しているかもしれないという状況が怖い。
でも検査をすることはもっと怖い。
そんな感情になり、なかなか勇気を出すことができませんでした。
③彼女が妊娠しているとわかり、とてつもない不安がやってきました
不安は、妊娠が判明した後も続きました。
正直、この不安が一番大きかったです。
意を決して妊娠検査薬を使うことに。
僕は心臓がバクバクした状態でトイレに向かう彼女のうしろ姿を見つめました。
あれだけ検査する意思を固めるまでに時間がかかったのに、検査自体はあっけないほど早くおわりました。
妊娠検査薬を片手に戻ってきた彼女の雰囲気を見てすぐ、その様子から僕は結果がなんとなく予想できました。
「どうだった‥?」と震えがまじったような声で聞くと、予想通りの返事が。
結果は、陽性でした。
その瞬間、全身をめぐる血がいきなり早くなったような経験したことのない感覚に襲われました。
「親にはなんて報告しよう‥」
「春から就職だけど、内定取り消しにならないかな…」
「経済体力がない状態で妻と子供を養っていけるのか」
挙げだしたらキリがありません。
妊娠がしていることがわかり、涙を流している彼女を目の前に僕は頭が真っ白になりました。
冷静にならなければいけないことはわかっているのだけど、状況を飲み込むことに精いっぱいで頭が回りませんでした。
大学生で彼女が妊娠。怖さと不安を乗り越えることができた理由
不安に押しつぶされそうになった僕。
どのように『出産』という道を選び、怖さと不安を乗り越えることができたかについて書いていきます。
僕が不安を乗り越えることができた理由は、現実に向き合い目の前の問題を一つ一つ解決していったからです。
解決できなくてどうしようもないなんてことはありません。
何かしら必ず解決法があるはずです。
『妊娠=やばい』と感じるかもしれませんが、それはただの思い込みでした。
「妊娠していたらどうしよう」という不安は、実はとても抽象的でふわふわしているものです。
思い込みで不安になっているけれど、ふたを開けてみればそこまで不安になる心配なんてありません。
すべて解決できます。
僕はまず、不安の正体を突き止めるために問題となっていることを洗い出しました。
・経済的にこれからやっていけるのか
→最悪、借金することだってできる。ここは日本なんだから餓死の可能性なんて限りなく低い。
・親にはどう報告しよう
→親は無条件で自分の味方をしてくれる唯一の存在。
・将来やりたいことがある。このタイミングで子育てなんかできない
→子育てしながらでもできることはたくさんある。保育園だって活用できる。日本では『産まない』という選択肢だって認められている。
妊娠が判明したとき、何も考えることができず条件反射的に不安になっていましたが、よく考えてみると思っているよりも悲観的になる必要なんてないのです。
このように、不安の正体に一つ一つ向き合うことが重要。
たしかに、なにも考えることができずにどんどん不安な気持ちになっていくのはわかります。
僕もそうでした。
でもよく考えてみると大学生で妊娠したって、解決できない問題なんてありません。
苦労することはありますが、そこはあなたが頑張るだけです。
僕は得体のしれない抽象的な不安を、一つ一つ紐ほどいていくことで前向きになれました。
やるしかないと。
覚悟を決めた後は不安よりもむしろ「やってやろう!」という自信がみなぎってきました。
絶対に家族みんなで幸せになってやる。
大学生で妊娠して怖さや不安を感じているのは、不安の正体がわかっていないから
「妊娠しているかも‥」とただ不安になっていても不安は消えません。
その不安に正面から向き合い、一体なにが不安なのかを突き止めることが重要です。
僕の実体験から役に立ちそうな記事を載せておきますので、読んでみてください。
・親への報告はどうしよう‥
>>>大学生での妊娠を親に言えない?実際に報告してわかった意識すべき3つのこと
・大学生で彼女の妊娠が判明した時の実体験を知りたい